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Basler ace U新モデル:ソニー社製IMX287、IMX273 センサーを搭載したカメラ登場
2018.03.13
2018 年3 月より、ソニー社製Pregius シリーズのIMX287 センサーとIMX273 センサーを搭載したカメラ「Basler ace U」の取り扱いを開始します。
IMX273 センサーは、3.45μm という小さなピクセルサイズで、Pregius シリーズ第2世代センサー(IMX250、IMX304 など)と同等の優れた画質、速度、ノイズ性能を実現しています。
また、IMX287 センサーのピクセルサイズはその倍の6.9μm となっており、同じ感度とノイズ性能を持ちながら、飽和容量とダイナミックレンジが向上しています。
今回の新機種では最短露光時間1μsec の超短時間露光機能が搭載されており、印刷物の高速撮影などに特に適しています。感度についても近赤外線に対応しているため、エレクトロルミネッセンス検査、交通関連用途、セキュリティ用途など、それほど高い近赤外線感度が求められない場合に、高価格な近赤外線専用センサーの代わりに使用することができます。
すでに、CCD センサーとしてICX618 を使用しているお客様にとっては、CMOS センサーへの置き換え機種としてIMX287 が、ピクセルサイズと解像度が極めて近いことから、周辺機器の改造を最小限に抑えられるために最適です。
また、IMX287 においては低価格にもかかわらず、センサー性能が大幅に改善しているため、画像処理工程の全体的な改善が期待できます。従来からのPGI 機能に加えて新たにモノクロカメラ用PGI、関心領域の複数選択が可能なスタック型ROI を搭載しており、旧型の低解像度CCD センサーやアナログカメラを使用している顧客にとってもアップグレードに最適な機能を備えています。
ace U の新モデルは、定評のあるGigE Vision2.0 インターフェースとUSB3 Vision インターフェースに準拠しており、GigE 対応モデルでは、PTP などGigE Vision 2.0 の便利な機能を使用できます。
さらに、Basler 社が長年培ってきたpylon Camera Software Suite を使用することにより、カメラを簡単かつスムーズにセットアップすることが可能です。
リンクスは既に日本においてBasler 社の製品を、工場設備、医療機器、交通・輸送機器などをはじめとする産業用カメラ市場に数多く導入しており、今回の新製品により、従来のCCD センサーからCMOS センサーへの切り替えをご検討の顧客や、アナログカメラからのアップグレードをご検討の顧客への導入を推進し、VGA クラスを中心とした低画素市場においてトップシェアを目指していきます。
製品ページ:
■USB3 visionモデル
https://linx.jp/basler/basler_cat/area_ace_usb3
■GigE visionモデル
https://linx.jp/basler/basler_cat/area_ace_gige