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iRAYPLE AMR 2000kg可搬モデル、提供開始

リンクスは、2025年7月より、中国最大級の産業用機器メーカーHuaRay Technology社(本社所在地:中国浙江省、代表:張 興明/チョウコウメイ 以下、HuaRay社)が提供している「iRAYPLE(アイレイプル)」ブランドの、2000kg可搬AMR(自律搬送ロボット)の提供を開始しました。

iRAYPLE AMRシリーズは優れたコストパフォーマンスとハイブリッドナビゲーションなどの高い本体性能に加え、搬送物の重量に合わせた豊富なラインナップにより、2023年2月の取り扱い開始以降、自動車業界を始めとする日本国内の多くの現場にて導入が進んでいます。

これまで提供してきたAMRは最大1500kg可搬までのモデルでしたが、物流倉庫や製造現場では「より重量のある設備・資材・パレットを自動搬送したい」という要望が高まっており、1500kgモデルでは対応できない重量物の搬送課題が残っていました。
今回提供開始する2000kgモデルは、従来モデルでは搬送できなかった大型パレット・大型金型・重量設備などの自動搬送を可能にし、重量物搬送の自動化領域を大きく広げる新たな選択肢となります。

本モデルは全方向移動型の潜り込み式AMRで、重量物搬送に最適な設計となっています。全方向への自在な走行を可能にすることで、狭い通路や複雑なレイアウトでもスムーズに搬送作業が行え、作業効率を大幅に向上させます。

また、従来のモデルと同様に360度の障害物検知機能を標準装備し、人とロボットが共に作業する環境でも安心してご利用いただけます。さらに、モジュール構造による高い信頼性とメンテナンス性を兼ね備えており、長期運用においても安定したパフォーマンスを発揮します。

リンクスは今後も、より多様化・大型化する搬送ニーズに応える製品ラインアップを強化し、日本の現場の生産性向上と省人化を支援してまいります。

特長

■全方向移動設計

狭い通路や複雑なレイアウトでもスムーズに搬送可能で、作業効率を大幅に向上。

■潜り込み式リフト機構

荷物の下に潜り込むタイプで、パレットや棚の自動ピックアップに対応。

■360度障害物検知

前方・後方にLiDARセンサー、ToFカメラを標準搭載し、人とロボットが共存する環境でも高い安全性を確保。

■モジュール設計による高い保守性

内部構造のユニット化により、メンテナンスが容易でダウンタイムを最小化。

■重量物搬送に対応

最大可搬重量2000kgで、従来対応できなかった大型・重量物の自動搬送を実現。

仕様

■製品外観

■スペック

L-AGV-2000LQ
寸法(W x D x H) 1179 x 1938 x 305mm
可搬定格荷重 2000kg
ナビゲーション方式 SLAM/コード/テクスチャ
回転直径 2215mm
リフト高さ 60mm
天板サイズ 950mm x 1665mm
最大速度 1200mm/s(非搬送時)
停止位置精度 ±5mm (コード/テクスチャ)
±10mm (SLAM)

製品に関する問い合わせ

株式会社リンクス ロボティクス事業部
MAIL:sales_agv@linx.jp
TEL: 03-6417-3371 (代)
iRAYPLE AMR製品ページ: https://linx.jp/product/irayple_amr/
問い合わせフォーム: https://iiot.linx.jp/l/536772/2023-10-26/3s3blwl